【名言】京セラ稲盛和夫氏が自分自身に向けた問い!動機は善か、私心はないか?
こんばんわ。
今回は私の好きな言葉を紹介させていただきます。
【動機善なりや私心無かりしか】
この言葉は京セラの名誉会長である稲盛和夫氏が仰っていた言葉です。
昔、まだ電気通信事業が自由化されていなかった頃、電話回線などの通信は日本電信電話公社(現NTT)の1社独占だったそうです。
そのため、日本の長距離通信は非常に料金が高く、稲盛氏は疑問を感じていたそうです。
1984年に電気通信事業が自由化され、新規参入の機会が訪れた際に、稲盛氏は京セラを母体として第二電電(現KDDI)を立ち上げることになります。
今でこそ華々しい成果を創っている誰もが知る大企業ですが、創業にあたりすごく悩み、リスクをとっての新規参入だったそうです。
巨大な組織である日本電信電話公社を相手に新規参入すること、
当時の京セラには電気通信事業の専門家はいなかったこと、
他社と比べインフラを持っていなかったこと、
などなど、非常にリスクの高い新規事業参入でした。
ですが、稲盛氏は通信事業に参入し、適切な価格競争の元、通信価格が最適な料金になることは「国民のためになる」という強い信念のもと第二電電を立ち上げたそうです。
当時の稲盛氏は「通信事業を始る動機は善なのか、そこに私心はないのか」と自分自身に厳しく問い続け、この事業に参入することを決意したそうです。
この稲盛氏の決意のもと創られたからこそ現KDDIは今の日本に無くてはならない企業に成長したのだと思います。
私もこのことを大切に日々精進していきます。